2005年04月07日
慶応大経済学部の英語２
大問�，搬臾筬△任△錣撒三賈�
今回は慶応大経済学部の英語、大問�△慮‘い任后�２００３年と２００４年は「三つの英文のなかから文法的に間違った英文を選ぶ」という問題が出ていますが、これはやや厄介かもしれません。さほど内容的に難しいものではないのですが、大問� 銑�が足切りに使われていることを考えると、絶対に落としたくない問題なんですね、この大問�△蓮Ｊ�量的には大問��の方が多いですが、この大問�△�足切りに引っかかるかどうかの分岐点かもしれない、とさえ思っています。
ちょっと問題形式を簡単に見てみましょうか。まず、
(a) xxx xxx xxxx xxxx. (b) xxx xxx xxxx xxxx. (c) xxx xxx xxxx xxxx.
このように(a)(b)(c)と英文が三つ並んでいて、どれが間違っているかを選ばせる。それで間違っている英文を一つだけ選ばせる問題だったら比較的易しいのですが、そうではないんですね。
(a) …× →１ (b) …× →２ (c) …× →３ (a)(b)…× →４ (a)(c)…× →５ (b)(c)…× →６
ちょっと省略して書きましたが、要は、(a)のみが間違っている場合はマークシートに「１」と書け、(b)(c)が間違っている場合はマークシートに「６」と書け、というように、六択になっています。つまり、間違っている英文の数がいくつあるか分からないんですね。一つのみの場合もあるし、二つ間違っている場合もある。救いは、「全て合っている場合」と「全て間違っている場合」が選択肢にないことです。
結局この問題では、かなり文法的な正確性を要求していることになるでしょう。先のエントリーで（「慶応大経済学部の英語」）、私は、「２０００年までの大問�，蓮∧庫 Ω譴い寮騎寮�が非常に要求されていた」という趣旨のことを言いましたが、２００１年以降はその文法的な正確性を大問�△里茲Δ福岷冓犬隆岼磴っ気掘廚量簑蠅涼罎婆笋Δ討�ているのかもしれませんね。
そのことを証拠づけるように、２０００年までは大問が３つか４つしか出ていないのに対して、２００１年以降はコンスタントに５つ出ています。どういうことかというと、以前は大問�，任泙箸瓩董嵎庫 Ω譴ぁ廚量簑蠅鮟个靴討い燭里紡个靴董■横娃娃映�以降はそれが大問�，鉢△吠�かれたと見ることができるのです。そして、おおむね「大問�，�文脈のなかで考えさせる文法・語いの問題」「大問�△�厳格な正確性を要求する本来的な文法・語いの問題」であると性格づけられるかもしれません。
要するに、大問�´△里△錣撒三賈椶琶庫 Ω譴い領呂鮓�ているのだろうということです。
大問�△里茲Δ癖庫〔簑蠅鬚匹Σ鬚�か
それでは大問�△里茲Δ癖庫‥�な「間違い探し」の問題をどうやって解けばよいのか。そうですね、まず導入として心得ておきたいことは「正しい英文が必ず一つは存在する」ことと「間違っている英文が必ず一つは存在する」ということですね。すると、戦略的に考え方は二つありますね。「絶対に正しい、という英文をまず見つける」か「絶対に間違っている、という英文をまず見つける」か。どっちも似たような結果になるんですが、私としては「絶対に間違っている、という英文をまず見つける」方をお薦めします。どうしても「絶対に正しい」というのは確信がもてないでしょうからね。
そもそも、「間違っている英文が必ず一つは存在する」なかで、文法的に間違っているものを選べないなら、明らかにこれは力不足です。だから、これは必ずできてもらいたい。
さて、それが分かったとして、その上でどうするか。たとえば、(a)の英文は絶対に文法的に見て間違いだと分かった。そして、あとの(b)(c)はちょっとどちらか分かりにくい、と。別にここから先どう解こうと、結局のところあまり変わらないのですが、こんな場合も「積極的に間違い探しをする」方が良いですかね。二つの英文のうちどちらかは絶対に正しいと分かっていても、「正しいものを積極的に選び取る」ことは危険でしょう。間違っていることの積極的な裏づけは通常できるけれど、正しいことの積極的な裏づけは通常取れないでしょうからね。
最後に残った正しいと思われる英文を見て、「あぁ確かに問題はないかも」という程度でしょう、普通は。ですから、結論としては、最初から最後まで「間違っている英文を積極的に探せ」ということになりますかね。
ただ、文法的に間違っている英文は、本当に「定番」のものばかりですので、さほどレベル的には高くないでしょう。「want」＋「人」のあとには「〜ing」は絶対にこない、とかですね。簡単ですよね？そういうわけで、大問�△亡悗靴討脇檀�すべき点はないように思われます。それでは今回はここまでにします。
